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2008年7月

2008年7月22日 (火)

気象神社物語(29)

”うだる日本列島” 

夏休みは広島市「気象博物館」へ 体験・見学を!   

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今年は平年よりも昨年よりも早く梅雨明け、東京では真夏日が11日連続しています(7月23日現在)。今後、太平洋高気圧が強まって平均気温が近畿・中国・四国地方はかなり高くなる異常天候早期警戒報が発令されています。

この暑い夏休みに日本ではめずらしい気象博物館「広島市江波山気象館」に行って、気象予報の作業現場や原爆に耐えた気象台見学、気象体験を試みてはどうでしょうか。

 この気象館は昭和9年に建設され、昭和62年まで気象観測を続けた広島地方気象台の建物を保存整備し、気象をテーマにした博物館として平成4年に開館しました。建築当時の美しいデザインの建築技術で、昭和20年の原爆の爆風にも耐えた気象館を紹介します。詳しくは(場所・開館時間等)http://www.ebayama.jp/

をご覧ください。

1)お天気情報コーナーは広島市の細かい天気予報を実施して予報士による作業現場を公開しています。

2)映像コーナーは“水のたび”水の蒸発・上昇・雲・雨・川や海に流れて循環する様子と被爆当時の枕崎台風来襲の様子を描いた「空白の天気図」と「広島の四季」の番組があります。

3)体験コーナーは突風として秒速5m・15m・20mの体験カプセルで突風を、また、タイフーンボックスでは雲の中の雰囲気や台風の目の形を体験できます。

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4)気象台の思い出としては原爆の爆風でガラスが突き刺さった壁、曲がった窓枠、8月6日の気象台職員の日誌など被爆関連や気象観測用の機器や旧気象台の歴史を紹介します。

5)毎週土・日曜日や祝日は各種教室(科学実験等)が開催されます。

6)天気相談コーナーとしては天気に対する疑問や質問・回答・助言をします。

7)ショップコーナーとしてはオリジナル「サイエンスグッズ」「ヒロシマエバヤマザクラグッズ」を販売しています。

 この博物館は気象という気象現象に関心を深め、そのメカニズムを理解できる気象神社の祭神である「八意思兼命」の知恵の神の願いである科学技術を体験し技術向上を願う博物館として多くの人に親しまれています。                                                                   (広島市江波山気象館パンフレット参照)

    

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さて、8月24日に気象予報士試験を受験者される方から「気象神社WEB」の参拝の問い合わせがありました。

「予報士試験が近づき気が張り詰めているのか。いつしか気象神社の御守に向かい拝んでいます。 しかもどこかで聞いたのを繋ぎ合わせた自己流で。 (私は

「2礼」→「3拍」→「天津祝詞を奏上」→「2拍」→「1礼」でしています)気象神社の祭神である「八意思兼命」に拝すは正しい作法を教えて下さい。」

*気象神社への拝礼作法は一般的に“二礼→二拍手→一礼”です。

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2008年7月 9日 (水)

気象神社物語(28)

  熱中症予防の取り組み紹介 熱中症を防ごう!

 

Photo_3 熊谷市 

なるほど!熊谷:あっぱれ!熊谷流 http://wbgt-jwa.on.arena.ne.jp/kumagaya/

                                

 日本では平成7年頃から熱中症患者が増加し死亡率も増えて、東京都をはじめ全国的に熱中症が多発しました。都市部ではヒートアイランドが進行して気温が上昇傾向になっています。加えて高齢化の進行も不安材料で、今後社会問題になりつつあります。平成8年に厚生労働省は各都道府県に熱中症の予防対策の適切な実施の指導を徹底するよう各都道府県に通知しています。

私はスポーツ中に熱中症なり倒れて、全身痙攣と心臓の鼓動が早くなり、救急車で運ばれる途中は失神するなど大変な状況となりました。

このようなことや社会情勢もあり、熱中症は気象各要素の予測値と熱中症患者の統計値を解析すれば予防情報を提供できるのではと考え、財団法人日本気象協会に調査解析をお願いし、東京都から熱中症関連の資料と各気象要素で客観的統計手法を用いて熱中症予防情報の開発を行いました。平成15年梅雨明けから今日・明日の全国各主要都市の熱中症予防情報を日本ではじめて日本気象協会が発表しました。

また、平成177月に厚生労働省は「熱中症の予防対策における暑熱指標WBGT の活用について」環境省やスポーツ団体通知され、暑熱環境リスク評価の有効手段としてWBGT値を採用することを指導しました。

日本ではじめて、熱中症予防情報を開発した日本気象協会は平成17年度から全国市町村ごとの予防情報を1時間ごと48時間先まで、また、1週間先までの精度の高い予防情報をテレビ・ラジオ、インターネット、携帯電話に提供し、炎天下で活動するに人におおいに役立っています。

更に、自治体の中には独自の判断基準に基づいて条例を作り、住民の健康を守るところも出てきました。また、熊谷市では今年から学校単位で気温や熱中症の観測をして予防情報をメールでも発信し、市ぐるみで防ごうという試みを始めました。

 そこで、日常生活、労働、スポーツ時など条件に応じた予防基準を細かく策定し、日本全国の熱中症に関する気象条件を監視し、リスク判定を行うためのきめ細かな注意を喚起する枠組みを整備することがこれから求められています。

 *今年の夏は昨年熊谷市が記録した国内最高気温40.9度を突破するか?

  *熱中症患の疑いある時は首筋を冷やすこと。

   *暑い心配時は「気象神社Web」に参拝しましょう。

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